ライ麦畑の向こう側

解体新書と備忘録です。

今日なにがあったっけ、と考えること

今日なにがあったかを考え直すとき、たぶんその日は何もなかったのだろう。
考えてみれば当たり前なのだけど、仕事をしていればさもあらん。


自己啓発よろしく、毎日が勉強です!というのはもう飽き始めていて、知らないことは多いけど"実践"がやるべきことなのだと気がついてしまった。
ネガティヴ思考とは程遠いけど、意味のないものに意味を感じる生活はしんどくなってきた。


「禅脳思考」という本を読んでみて、いかに自分は世の中を色んな色で塗り潰していたかに気がついた。
目の前にあるのは寂れたおじさんの背中であって、そこには1ミリも訓示めいたことなんて存在しない。

「本質を見極めろ」

その通り、あるとするならばそこには頭から落ちてきたフケぐらいなものだ。


本質的な"意味"以外は、全部ハリボテで言い訳じみている。教訓は存在せず、あるのは結果と経験だ。

思考のスリム化を図らないと押し潰されると、この歳でようやく気がついた。

若さって素晴らしい。

おしまい