ライ麦畑の向こう側

解体新書と備忘録です。

育てることは守ること

オザキフラワーパークでドラセナさんを見つけてからというものの、それはもう植物に対しての思い入れはすごくなってきている。

オリーブ専用(!)の肥料を買い、豆の木にすら肥料(オリーブとは別)を与える体たらく。
結構な愛で具合から、友人たちからの目も段々痛くなってくる。
それでも僕はこいつらを育て続ける。成長が楽しみだから。
育てるということは、楽しみなのだ。


植物とは並べられないけど、甥/姪の愛で具合も我ながらすごい。
僕のカメラロールは大半嫁との変顔か、甥/姪のワンショットor僕とのツーショットで埋め尽くされている。
自分たちの息子や娘を授かる頃には、0歳児から5歳児のお守りは出来るぐらいにはなっただろう。

彼らにとって、僕はどんな風に写っているのか分からない。
けれど僕の目には、彼/彼女らがスクスク大きく育っていき、
愛情から嫌悪感まで丸出しの人間らしさが溢れる存在となっていくのがわかる。
生きるってのはなんと不思議なことだろう。
育てることは、学ぶことなのだ。


今となっては葉っぱもちぎらないし、
街中で見かける他人の子どもにさえも少しだけ笑顔を投げかける。
当たり前だけど、育てることを経験してから始まったことだとふと気がついた。
育てることは愛することで、即ち守ることにつながるのだ。
守ることは育てることだからね、必然的に。


そんなことを10月にふと思った。

10月ってのはいつもそういう時なのだ。

ありがとう、さようなら。
よろしくおねがいします。

おしまい