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ライ麦畑の向こう側

解体新書と備忘録です。

「思い出はいつの日も雨」という驚異的な記憶力について

考え方

今週のお題「梅雨の風景」


結論から言えば、雨の日に思い出はあまりない。



梅雨の季節がやってきて、日に日に湿度は高くなる一方だ。それに追い打ちをかけるようなこの暑さ。

正直に言うといまはベンチで休んでいる。


いい意味でも悪い意味でも、6月はやっぱり物憂げで。雨は勘弁して欲しいけど、トータルで見れば悪くない、むしろ好きな月だ。




さて、梅雨の風景を考えてみたときに、驚くかな紫陽花が水に打たれているシーンしか思い浮かばない。


いや、もっとあるだろう!とアルバムロールから探してみても、辛うじてあったのは、雨の街・サンクトペテルブルクの血の大聖堂(の前に水溜りがあったなあ、と思い出させる)の写真。

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しかも1月だからむしろ冬。



なんでだろうと思ったけど、単純に傘持ってるからだわ。バック持って傘持って、しかも濡れてんのにカメラなんて撮らないや。

なんてブツブツいってたけど、接写された雨に打たれつつも光を浴びる紫陽花のことを思い出したら、妙に心がかゆくなった。



雨は勘弁して欲しいけど、嫌いではない。そう、思い出すとなんとなくやっぱり心がかゆくて、ちょっぴり物憂げな感覚を増長させる。

窓から灰色の空を眺め、ソファにのめり込んでテレビをみて、夜になったら眠るのだ。寝る前に、もちろんお風呂にも入る。そして、眠る。




さあ、どうだろうか。

お気づきだろうが、驚くほど何も思い出せない。野菜もロクに育てたことのない僕には、雨の日の思い出なんててんでないのである。




「思い出はいつの日も雨」と、タメたっぷりに歌う桑田佳祐を思い出す。

そして、ようやく歌の意味を知る。


彼は、記憶力がとても良い。そうだったんだ。世の中は、どうやら、とてもシンプルなのである。


おしまい