ライ麦畑の向こう側

解体新書と備忘録です。

3秒で決まるのだ、ものごとは

パソコンを開いた瞬間に、「いまじゃねえな」と閉じるまでわずか3秒。こんな感じで物事は進んできた。
伸るか反るかは3秒で決まってしまうのだ。意図せずともしなくとも。少なくとも僕の生きてきた中ではそんな感じだった。

よし、やるぞ!つっていざ面と向かって見ると、どうも自分自身に肩を透かされるような気持ちで首を傾げてしまう。なんだったっけ一体。まあビールでも飲もうや。なんつって。


仕事でもそうだ。割りかしそうなんだ。
3秒でやりたいかやりたくないかは決まっている。しかし、悲しきかな答えはいつでもYESだ。それは0秒で決まっている。

ただ、なんであっても一瞬の感覚なのだ。そこは論理じゃない。理由なんてない。文脈をいくら組み立てようが、そんなもんいつかは力を持たなくなる。

好きか嫌いか、その二択で世の中は動いていく。腹は立つけど、いつでもそうなのだ。


と、思っている間にまた僕は席を立って違うことをしていた。もしかすると、これは個人的な集中力の問題なのだろうか。腰を据えられていないのはビールのせいか?終ぞわからずじまいなのだけれど、そうしている間にまた別の事案にトリップしている。


長く書こうとするからだめなんだ。無理はよくない。いつも、そうやって小説にしようと試みることがいけないんだ。
夢見るのはいいことだけど、できることから限界をやぶろう。
さもないと、物語は50にも100にもつらなっていってしまう。

物事は、3秒できまるのだから。3秒できまるのだ、ものごとは。

おしまい