小説みたいな世界、はたまた現実か
よくわからないことが起きると、大抵は目をつぶってやり過ごそうと考える。
研究家でもないから、わからなくてもそれでも生きていけるのだ。
自分のことすら意外に無責任で、夢や希望も語ってみれば、なんら大したことじゃない。
言えば現実に近づくから、啓発本よろしくみんなこぞって思考を言語化する。
それが正しいことだから。
だけど、そうじゃない力が突然逆側から働くこともある。
なにが起きたのかわからなくても、それは嘘みたいに現実化してしまって、あとは謎だけ残ってすべて片付けられてしまうのだ。
でも、まあ、それでいい。
それでなんとかなるから。
そんな感じで一日は終わる。
そういう感じだけが残るのだ。
おしまい